週末は京都のお客様とランチへ。
今日は私がエスコート役。
舌が肥えている地元京都人をお連れするのは非常に気を使います。
さて京都で西京漬けの美味しいお店と言えば老舗の「一の傳」。
場所は錦市場のそばにあります。
次男も私も魚が大好きなので、ここのお店はよく利用させていただいてます。
暖簾をくぐり京町屋の風情漂う店内に入ると、1階は買い物フロアになっており、秘伝の「蔵味噌漬け」が購入できます。
地元京都人にも人気のお店なので予約は必須ですが、外国人観光客が全くいないので静かです。
コロナの感染予防のため、店内に入るには消毒はもちろん検温もあります。
さて今月「文月」のお品書きはこちら。
お品書きは毎月変わるので、四季折々の食材と、訪れるたびに目新しい料理を楽しむことができます。
ランチといえども京都で懐石料理を食べようと思うと1万円以上はしますが、ここ一の傳のおもてなし懐石は、お抹茶付きで4.250円なので気軽に京懐石を味わえるお店です。
まず初めに運ばれてくるのは、京都一の傳の「一」の文字をかたどった一文字皿の前菜。
なのですが・・・・・
お料理が来る前にぜひおススメする飲み物があるんです。
じゃ~ん!!
それは、11種の京都の地酒ペアリングセットです!
一つ一つの味が混ざらないよう「和らぎ水」と日本酒との相性のいい「塩」も忘れずに頼みましょう。
お酒大好きな私ですが、自分ではなかなか料理に合う日本酒を合わせることが難しい💦
でもこのペアリングセットは、一の傳の料理長さんがお料理ごとにピッタリと合う日本酒を選んでくれているのです。
お料理を引き立てる日本酒、お酒の味を引き立てるお料理。
まさしくマリアージュです。
👆のメニュー表の5番をご覧ください。
佐々木酒造の聚楽第というお酒。
そうです、佐々木蔵之介さんの実家のお酒です。
その聚楽第に合うお料理は、合鴨のロース煮と書いてくれています。
おちょこの前には番号が振ってあって、間違えることはありません。
ただし、酔っ払わない限りはです(笑)
関西の夏の風物詩の鱧料理。
京都らしく鱧の道明寺蒸しでいただきます。
ペアリングするお酒は、北川本家の「富翁」。
日本酒度+3で甘すぎず辛すぎず、程よい酸味があっさり味の鱧とよく合います。
とこんな感じでどんどんお猪口が空になっていきます(笑)
鮎の椀物には羽田酒造の「羽田」
メインの焼き物は、もちろん一の傳ご自慢の「銀だらの蔵みそ焼き」。
魚のうまみを引き立てるお酒は、斎藤酒造の純米酒「古都千年」。
土鍋で炊いた炊き立てのご飯は私好みの固さ。
一の傳のちりめん山椒とよく合いますね。
デザートは冷やしぜんざいと京都一保堂のお抹茶で。
初めの頃は、11種類ものお酒を飲めるかな?と不安がよぎったのですが、一つ一つのお酒の量が20MLと少量なのと、お料理との相性がいいので心配ご無用です。
ランチとしては早めの11時から営業しているので、早めにお昼をいただき、夜は貴船あたりで川床料理なんてのもいいかもしれませんね。
大西克美の食いしん坊日記でした(^^♪